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開発テーマの設定プロセス

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今回は新規事業・新商品を生み出すためタネとなる「開発テーマ」の設定プロセスに
ついて解説します。

開発テーマの設定プロセスは、次の3つのステップで行います。

ステップ1 情報収集

新規事業・新商品のアイディアの源泉となる、情報を可能な限り収集することです。
このブログでも何度かご紹介しているとおり、業界や分野を問わず、あらゆるものに
興味を持ち、気になった出来事や商品などをメモに残します。
組織の中でシェアしたり、データベースに残すことが有効です。

ステップ2 アイディア発散と収束

取集した情報を元にあらゆる角度から見て、アイディアを出し合います。
この時に注意するべきことは、批判しないことです。
アイディアを出す「発散」のフェーズは、とにかくタネを広げること、
出てきたアイディアとアイディアを組み合わせて、可能性を存分に出し合うことが
重要です。
そして「収束」のフェーズは、「発散」したアイディアを選定した場合を想定し、
その効果と実現性を評価します。
この時、単に評価することだけにとらわれず、更なるアイディアの深掘りをすること
も有効です。
また、特に気をつけるべきことは、「出来ない」、「やっても無駄」といった
ネガティブな方向に討議をさせないことです。
ここは、組織職やリーダーがリーダーシップをとって場のコントロールしながら
進めてください。

ステップ3 仮説検証

最後に仮説検証です。
アイディア収束のフェーズで決めた開発テーマの「候補」をより深く仮説し、
検証します。
具体的な開発の進め方や資源、技術的なハードルなどを細かく調査し、検証します。
この仮説検証は、一度だけでなく、小さなプロジェクト形式で何度も回すことで
新規事業・新商品への確度を徐々に高めことができます。
開発テーマの大きさにもよりますが、会社の資源(人・もの・金)を使う規模に
合わせ、複数回の仮説検証を経て開発テーマの企画提案を行う方がよい場合もあります。
ご自身の組織の性格に合わせて取り組んでください。

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