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得意分野だけを伸ばした方がいい理由

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今回のテーマは新規事業・新商品を早く確実に立ち上げるためにとても重要な
裏テーマ、「人材育成」についてです。

先日、とある人材派遣業をされている会社のマネージャーの方からこんな
お話しを聞きました。
人材派遣先で重宝される人材とは?というお話しでその一部をご紹介します。

  • 技術力、専門性が高い
  • コミュニケーション能力が高い
  • 交渉力を持っている
  • 人脈、ネットワークを持っている
  • 素早く正しい判断ができる
  • 先読みするスキルに長けている
  • 業務を実践する忍耐力を持っている
  • 提案力を持っている
  • 積極的に課題に関わる姿勢である
  • 協力的である 等々

いかがでしょうか?
私の感想は少々お腹いっぱい、全て正しいのでぐうの音も出ません。
続いて、「そんな人いるの?」という疑問。
そして同時にマネージャーからこのような発言が出ることに驚きもしました。
ちなみに同じ会話に参加していた別の方からも同じ質問がすぐさま出ました。

人材育成に携わる経営者・開発リーダーのみなさまは、部下にこのような発言を
なさらないようにしてくださいね。

新規事業・新商品の開発組織を運営する上で、その道のスペシャリストが招集
される機会が多いと思いますが、全て完璧な人はいないのではないでしょうか?
組織、チーム全体で目標、ミッションをこなせばよいのですから、個々の得意
分野を集結し、達成できれば結果OKなのです。
ついつい、コミュニケーション能力や管理能力が高い人材を評価しがちな組織が
多いように見受けられますが、専門分野に強い人材を評価することも忘れないで下さい。

組織ミッションを達成するだけではなく、個々の人材育成においても、
苦手分野の改善に集中することは、よい結果にはつながりにくいことも事実です。
もちろん改善の努力をすることは大切ですが、それよりも得意分野をさらに
伸ばす方が圧倒的に早くパフォーマンスが上がります。
また、成果が出やすい得意分野に集中することで、個人の自己肯定力が高まり、
さらなる相乗効果が生まれるものです。
子供の教育でも同じことが言われますが、ご自身の人生・経験を振り返っても、
ご理解いただけるのではないでしょうか?
個々の自己肯定感が高めることは新規事業・新商品開発の促進力にひと役買うはずです。
ぜひ、個々の得意分野を磨く目標を立てさせてください。

 

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