先日「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイ前沢友作社長が記者会見で
「ZOZOSUIT」は社長が持っていた体型へのコンプレックスから生み出された
新商品だという旨の話が伝えられました。
「自分の体に合う商品がなかなか見つからない」この不満を解決してくれる商品
が「ZOZOSUIT」です。
このような誰かにとっての強い不満に注目することは、新商品開発テーマを
考える上で重要な視点です。
生きるか死ぬかといういわゆる生理的欲求を満たすものではなく、下記のようなニーズです。
- 我慢はできるが、不快な状況
- 我慢することが当たり前となっているコト
- 我慢しているとは気づかず現状維持しているもの
これらは「潜在的ニーズ」と呼ばれるものです。
他にも「AMAZON」が特許を取得し、公開実験を行い話題となった、
「Amazon Prime Air」も物流の潜在的ニーズを模索したサービスに該当しそうですね。
昨今では日本においても物流増加により、宅配便業に関わる労働者負担の増加
など課題が表面化してきました。
しかし、課題が表面化してから、その解決策を新商品として開発を始めるでは
市場リーダーになることは難しいものです。
隠れた強いニーズをいち早く見つけ出すためには、ターゲットをよく観察し、
ターゲットになりきるほどの調査と推敲が重要です。
まずは開発テーマ創出の最初の一歩はご自身が抱えている不満を洗い出すこと
から始めてみてはいかがでしょうか?
他の誰かをイメージして思考するよりも、熱意にあふれるテーマが浮かぶかもしれません。
メンバーと一緒にお互いの不満をブレストすることで、本当に解決したい課題が
現れてくるはずです。
ランキングに参加しています。
下記のボタンで応援をお願いいたします。