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社内ベンチャーを目指す

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Withコロナ時代に求められるR&D

今現在、新型コロナウィルスにより世界中の経済が影響を受けています。
事業によっては売上げの大幅増となった嬉しい企業もありますが、全体としては売上減となった企業が多く、またこれから1年、2年先までも影響がありそうです。

このような先の予測が立てられない、不安定な未来を前にして、企業の研究開発活動はどのような道をたどるでしょうか。
事業の特性、企業の規模などそれぞれに判断ポイントは変わるはずですが、今まで以上に「事業につなげる」ことが要求されるであろうことは容易に予測できます。

「事業につなげる」は今までも当たり前のオーダーであったかもしれません。
しかし、要求されるレベルが変わるでしょう。
「100% 必ず事業につなげる」、「研究開発技術は全て既存事業に搭載すること」、「新規事業を狙った研究開発テーマを凍結する」など。

「うちの会社は大丈夫」でしょうか?
もし、仮にそうであったとしても、新規事業関連テーマが凍結されたらどうすればいいのか、この機会に一度、立ち止まって考えてみましょう。

ベンチャーのように考える

もし今、取り組んでいる研究開発テーマが凍結されたら、どんなことが起こるでしょうか?
既存事業の商品に搭載される予定の別の研究開発テーマに取り組むことになるでしょうか。
念のためですが、何も不安を煽るつもりはありません。

新規事業を創出することを目的とし、熱意を持って行なっていた研究開発テーマの継続が危ぶまれるのであれば、まずは視点をあげてください。

視点をあげるとは、自身が対象技術を有しているベンチャーだと仮定することです。ベンチャー創業者であれば、きっと対象技術をどうにか生かし、別の事業に展開できないかを懸命に模索するはずです。

つまり、研究開発テーマを一事業、一商品だけに搭載すればいいとは考えない。研究開発テーマを狙っている事業以外の既存事業や別事業へと生かせないかと常に考えておくということです。
シンプルに言えば、逃げ道をいくつも用意しておくのです。
1つダメでも別の方法、つまり技術の展開先へとターゲットを変えればいいということです。

このように、ゆくゆくは研究開発テーマを主軸に社内ベンチャーやカーブアウトするといった視点を1つあげる思考を訓練することで、研究開発テーマはもちろん、あなた自身の将来のキャリアも安心して歩めるはずです。

まさに「備えあれば憂いなし」というわけです。

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