ZOOMの第2四半期決算で売上高が355%増加したというニュースが流れました。つい先日は、上座表示という新機能のリリース発表があり、これには正直、驚きました。
当社のお客様やセミナー会社においても、オンラインによる講義やコンサルティングが増え、中でもZOOMを使ってというリクエストを受けることが多くなった気がします。ZOOMがここまで浸透する前のオンライン会議といえば、Skypeが主流であったかと記憶しています。
今でも大企業では、比較的Skypeのみ使用可というケースもあります。
私がZOOMと出会ったのは、2017年 起業のタイミングでした。
起業当時は資金が少なく、「無料で講座をすることができる」「(当時は)通信量が少なく、回線の圧迫による途切れやノイズがない」ということから、即導入したことを思い出します。当時はその使い勝手の良さから本ブログでも紹介しました。
コンサルティング先の企業においても、外出が多い営業部門との社内会議やオープンイノベーション相手との進捗確認・開発報告ミーティングといった主要会議のほとんどでZOOMを活用しています。
また業務に限らず、仲間内のオンライン飲み会でも活用が進んでいます。
なぜこんなにもZOOMが普及したのか、売り上げが上がったのかについては、複数の人たちが分析をしています。
当初は通信量が少なく回線をひっ迫しないという大きなアドバンテージがありましたが、今やSkypeと拮抗しており差別化には値しない状況です。
その中で私が普及した大きな要因であると賛同する理由が、「導入のしやすさ」です。
詳細は省きますが、面倒な登録を必要とせずURLリンクにアクセスするだけでつながることは利用者のメリットが大きいものです。
特にIT系にそれほど強くない人には、ありがたいシステムではないでしょうか?
ZOOMのちょうちん持ちをするつもりは毛頭ありませんが、「導入のしやすさ」が武器になった良い事例だと思います。いくら性能や機能が世界No.1でも使いにくくては普及しませんからね。
まさにWithコロナ時代の顧客価値を追求した商品といえると思います。
商品企画担当者にとっては、一見地味にも感じる「導入のしやすさ」「使いやすさ」という顧客価値ですが、一つの評価軸として次なる商品アイディアを考えてみてはいかがでしょうか?
時代に合った商品開発のためにも、急成長を遂げている企業情報やニュースを収集する活動に取り組みましょう。