今回はリーダーが備えるべきビジネススキルであります、
分からないことを素直に聞くことについてまとめました。
なぜ取り上げるかと申しますと、出来ていない技術者があまりにも多いからです。
基本的に研究開発に従事する技術者は、ご自分の専門技術に自信を持っています。
それはいいのですが、キャリアアップのタイミングでご自身が経験や知見を持っていない
分野のリーダーにアサインされることが多くあります。
会社側からすると、違う空気を入れることでその組織の成果を期待することはもちろん、
あなた自身の人材教育(人格教育)も兼ねているのです。
人は一人では生きていけません。
そして会社に属するあなたも、あなたの組織も単独で利益を生むことはないでしょう。
また社長であっても、事業部長であっても、全ての企業活動に関する知識を持つことは
不可能です。
知見のない技術に触れるタイミングは成長のチャンスです。
分からないことをそのままに放置せず、また部下の話を丸呑みせずに正しい判断ができる
リーダーに最短でなるためにも、「素直に質問する」を忘れずに。
最初の1、2回は部下もあなたを馬鹿にするかもしれません。
私も幾度も経験しましたが、質問を重ねていくうちに部下も「この人は聴いてくれる」、
「何かあったら相談しよう」と歩み寄ってくるものです。
まさに「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 」です。
もしプライドが邪魔をするようであれば、ご自身この問いかけをしてください。
「あなたがリーダーとして、求められているミッションは何ですか?」
この答えを思い出すだけで、素直に質問できるはずです。
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